先日販売開始したCOMMA_ELE2の素材として使用している革、Verdon(ヴェルドン)について紹介いたします。
タンナーは以前ご紹介したConceria800社。
ヴァケッタレザーをベースにホワイトワックス仕上げが施されたものがこの革です。
革製品は使用や時間の経過によって経年変化が現れますが、ホワイトワックス仕上げの革は、革自身のエイジングの他に、ワックスが馴染むことによる変化も同時に楽しめます。
使い込むごとに革に溶けて馴染み、柔軟性を保ちながらも表面に微細な膜を形成します。
この膜は革を外部の汚れや水分から守り、耐久性を高めます。
さらに、ホワイトワックス仕上げは革の風合いを豊かにし、独特の光沢を与えます。
経年変化によって革はより深い色合いや質感を帯び、使い込むほどに独自の風合いを増していきます。このプロセスは製品を長く愛用することができるだけでなく、その美しさを時間とともに楽しむことができる点で魅力的です。
COMMA_ORIGINALのトスカーノリーショがマットでしっとりした質感なのに対し、こちらはやや光沢感があり滑らかな質感です。
エイジングの一例。革の個体差や使い方によって変化の仕方は異なります。
通常使用でここまでエイジングさせるには相応の年月がかかります。
ワックスとの一体化と革自身のエイジング。
それぞれの変化が互いに影響しながら美しく変化していく、魅力的な革です。
そんなVerdonを活かして作られた新機軸のコンパクト財布、COMMA_ELE2をぜひご検討ください。
美しく変化し、長くご使用可能な使いやすい財布です。
ご自身の新しい財布としてはもちろん、長いお付き合いをされる大事な方へのプレゼントにも。
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